Touch the Breath -Jun Matsumoto-

 久し振りに「君と僕のいる風景」を引っ張り出したのは、メンバーが松潤の内面を語っているのが興味深くて、色々あって思い出したからなんですが

 

飛ばしながらインタだけを観ようと思っていたのに、観だしたらやっぱりじっくり観てしまう

ライブも最後のマイガールの相葉くんと大野さんの優しい世界に胸がつまりでももうやっぱり合宿がね、懐かしの出発コール再現とか潤くんがバースデーに貰った服よ再び、とかエントリーナンバー54の戦いとか、ニワトリのモノマネとか序盤からちっとも進まない😅(観たことない方がいたらすみません

翔くんの恐怖のアスレチックそして呪いの「虹」など盛りだくさんだけど、これ以上合宿について語ると本題が行方不明になるので涙を飲んで。

 

 

 

「ここんところでいうとやっぱり人と経験ですよね。で、変わったんじゃないかなあと思ったりはする。」

松潤が僕は1番変わったような印象があるけどな」

 

 

メンバーの中で1番変わった人を尋ねられたのだと思うけど、それが自分も含めて潤くんだったんですよねえ。(メンバー一人一人について聞かれたのかもだけど、相葉くんの答え方がそんな感じだったので)

とは言え、基本的に私は大野さん目線なので、大野さんと潤くんの関係性について主に語りますです。

そして大野さん目線なので潤くんのファンの皆さんには色々ツッコミどころはあると思いますが、どうかお許しを~

 

 

 

松潤はやっぱり最近変わったよね。柔らかい松潤を魅せることを恥ずかしくならなくなったっていうか。」

 この翔くんの言葉は当時から結構深いなあと思いました。当時それほど潤くんのことをよく知らなかった私にとってはすごく「そうなんだ」と松本潤という人の見方が変わった言葉。元々「柔らかい松潤」がいて、それを押し隠してメディアに出ていることをメンバーが知っている。それを見せることができていたのは、そういう自分をちゃんと知ってそれが自然と思ってくれているメンバーだったんだなという発見でした。

 

松潤の「オレ様」イメージがパブリック化したのは、やっぱり「花より男子」の道明寺からなんでしょうか。もっと前からなのかな。

嵐になったばかりの松潤って全然トゲトゲしくなる要素って感じなかったなあと。むしろカワイイ感じでガキっぽいけど、自分のやりたいことにはすごくのめり込む真面目さんみたいな印象が昔のイメージなんですけど。

でも「ごくせん」あたりからちょっとワル系が結構ピッタリ似合うなと、で、気づいたら「花男」でオレ様なイメージが定着しちゃったんでしょうか。

この道明寺のおかげでで、周りからも「ちょっと怖い」「近づきがたい」と言われて、オレ様イメージをある意味植えつけられて同一化していったところもあるのかなと。見た感じもワイルド系だから同じ言葉を使っても普通の人よりキツめに聞こえたり、そういう見てくれに合わせて言動もキャラとしてやっていると、だんだんカッコ悪いことやボケをかますことは、自分の中でも抵抗ができたのかもしれない。それが本来の彼の性格ならまだしも、設定のためにそういういらないプライドが台頭してしまうと自然体でいるのは難しいし、いつでも「こうあるべき」という鎧を取ることができず、イライラすることもあったのでは。(ここまで、その頃ファンとして見続けてはいなかった私の一感想です。違ってたらごめんなさい)

 

 

「そんな二の線じゃなかったでしょ。」

という相葉くんは、考えながら「強いて言えば松潤と最近変わった人をあげたわけだけど、私のようなあまり知らない側から見ればすごく変わったように見える人でも、内側から見れば「強いて挙げれば」となる。つまり本質は変わってないけど表向きはそういうとこ隠してたでしょ、みたいな。(深読みしすぎ?)

 

 

ニノは同い年だからこその心配りと攻め方だなと。

 

「別に自分が二枚目とは思ってないってところが二枚目の絶対条件なわけじゃん。絶対条件をあんなにいっぱい持ってんのに、俺たちが二枚目二枚目っつって、言うことでスゲぇどんどん面白くなってるっていうのが、なんかすごく特殊なんだよね。なんかそれは嵐だからなのかな。」

  それに対して

「普通に立ってるだけなのに、うわあスタイリッシュだなあとか言われたりするからね。アイツはそういうことをしてオレのことをもてあそぶんですよ」

と言う松潤の嬉しそうな顔!

 

なんていうか、どこかで本人も仮面を被り続けてキャラ設定守ることに区切りをつけたかったのかもしれない。でも自分ではどこでつけるか難しいじゃないですか。突然「オレもうこういうカッコいいオレ様設定やーめた!」とか言えない。それをなんていうかなニノは、「もうそろそろいいんじゃない」みたいな感じで後押ししてくれたのかなあ。ああいう顔立ちでオレ様な役も演じて、普段もなかなかそういうパブリックイメージを壊せない本人に代わって、本性出しちまえ、楽になれって、その仮面が取れるまで攻撃の手を緩めず煽ってくれてたのではないかという気がします。

 

 

松潤はああやって几帳面というか、他の4人に見えてないところを細かいとこまで見える人」

という大野さんは、

「一時期、なんかトゲトゲしてる時あったでしょ。自分でも言ってたよ。俺もそれ感じたけど。でも自分を探してたんじゃあないかなって思うんだよね。」

変化についてではなく、その当時の彼の心境について語った大野さん。その時期の彼の心と体のバランスがチグハグしていたことを感じ取って、それになんとなく寄り添おうとしていたのかもしれません。

 

それに対する返しがこれ。

「自分を探してたわけじゃないけどね、葛藤はしてたけど

 

これを最初に観たときはなんというツンデレと思った(失礼)

今では細かいところは几帳面に正したい気持ちかなあとも思うけど。ないものを探しているのといくつかある内面で戦っていることは確かに違うけど、大野さんだったら「そうそう、そんな感じ。だいたい思ってたのと一緒だよ!」と言ってのけそうな気がする(失礼パート2

 

でもやっぱりねー、ポロッとでた

見つかってないんじゃない?」

の一言がね。(結局探してたんじゃないかー!)

 

3つの年の差なんてみんな30代になればあまり関係ないのかもしれないけど(と言いつつ長年一緒にいるからか、そういう学年的な年の差の関係性って今でも時々感じられますよね)、10代の19歳と16歳は当然のこと、みんな20代半ばの頃ならやはりそれなりのお互いに対する年の差の認識はあったのではないかな。特に大野さんはそういうのありそうなんですよね。翔くんとの先輩後輩の立ち位置とか見てると。なのでなんか結構常に大野さんの松本潤評はいつも年長者の目線だなと感じることあります。

 

潤くんの大野さん評もそんな感じがする。

同じ時期に結成されたグループの中では珍しく年の差の小さいグループだったからこそ、ひと並びで見られたい意識は強かったんじゃないかな。特に20代の時期は。

高校ではキングと呼ばれ、元々自分を持ち過ぎて集団に合わせることが苦手だった人が、グループの中では最年少。でも自分の立ち位置は弟じゃなく同世代の括りで見てもらいたくて、背伸びしたりして感情も上がったり落ち込んだりしてるのに、身体はちっちゃいけど最年長の大野さんはテンションがほとんど変わらなくていつもスッと自然体だなと。それが悔しくて追い抜こうと躍起になったり生意気な言い方になったりするけど(ここ、なんとなく負けず嫌いなところが生意気と誤解されてる気もするんだけどね)、何したってやっぱりそれに突っかかるんじゃなくもの静かな佇まいでい続ける。だんだんそこに居心地のいい場所を見つけたのかなとか。

 

 

リーダーはねえ、本当によく見てるねえ。」

 

なんとなく何をしても解決するために対策を考えよう、行動しよう声をかけようではなく、ただその時々に自分の望む形でい続けて、ザワザワする気持ちをスーッと吸収してくれる存在で。それが今も続いているのかなと思って見ています。

 

Touch the Breath

あの曲がこの頃まで続いてた2人の関係性だったのかな。

 

 

でも最近の大野さんはそんな潤くんに対して、もう甘えてもいいかなーみたいな遠慮のないグイグイ来る感じがしてるんですけど。スキンシップの多さも当たりの強さも。どうなんでしょうねー。

お互い頼りにしてるよ、されてるのわかってるよという安心感のような。(どんな理由であれ見てて楽しいのでもっとやれという心の声)

 

 

 

あのですねえ兄弟って感じでも先輩後輩でも、友達でもない、うーんどういう関係が近いかなこの2人って考えてたんですけどすごい誤解を覚悟で言えば、ちょっと理想のお姉ちゃんと弟みたいな関係性っぽい。

唯一突っかかっても生意気言ってもいい相手だけど、口までで手を出すのはマナー違反、で、頭あがんないというか根っこは尊敬してる感じ。でもね、お姉ちゃんに甘えられたらめっちゃウレウレ状態になるじゃん、弟的にはさ。もう本当にしょうがねえなあー!みたいなぶっきらぼうだったり甘々だったりしちゃうじゃん。

お姉ちゃんにとっても、ちょっとからかったりいじったりするのはねーちゃんの特権で、で、逆にいじられるのもねーちゃんの特権でクソ生意気なと思いつつもそんなこと弟じゃなかったら許してないけどねって思いながら愛情を感じるからいじられたままにしてるけど後で覚えてろよーとか嬉しそうに思っちゃったり。

でもホントにピリピリしてる時はしんどい時は役に立たないかもだけど聞いてあげるよって。普段は生意気なんだけどクソかわいくってしょうがないしカッコいいし、頼りにもなるから甘えちゃってもいいかなーなんて。

うーん、私にはそんな感じに、ハイ、見えるのですこの2人。

大野さん自身が、ねーちゃんとかーちゃんにそうやってもらって育ててもらったからなのかなー。潤くんも実際お姉さんがいてそういう空間の方が心地よかったのかも。

 

なんてね。

 

 

 

 

ファン同士の話をしてしまえば、傷つけた傷つけられたと本人たちの頭の上で喧嘩してる人たちもいるけど、それはもう本人の気持ちを考えてというより自分が傷ついたから、またはかわいそうな人を作り上げて守ってやってる自分の正義感スキ!みたいな感じなので、休止前に一体いつまでそんなギスギスしたいの?とだけ。そういう人たちは感情に支配されているのでそこに気づかなければ永遠にわからない。

子供の頃から社会を知ってテレビに出続けている彼らが、自分の冠番組でメンバーの嫌なところを(万が一あったとして)話すと思ってますか。自分のためにも嵐のためにもならないよね。

 

 

私は彼らの言動のおかげで、私なりに考られた5人の関係性が好きで安心できているので、ずっとその気持ちを大切にしたいです。その方が幸せだから。